【お客様実例】デジタルパーマでチリついてしまった髪は縮毛矯正でキレイにするこはできるのか?
2020/03/29
デジタルパーマの失敗でチリついてしまった髪は縮毛矯正でキレイにすることはできるのか?
本来であれば癖をまっすぐにするのが縮毛矯正というメニューですが、条件によってはパーマの失敗によるチリつきの修整も可能です。
日々多くの縮毛矯正のお客様を担当していると、ご新規様の中には毛先の方にチリついてしまった部分のある方もいらっしゃいますが大丈夫そうな場合は修整させて頂くこともあります。
今日はそのあたりの施術例をご紹介したいと思います。
そもそもなぜチリチリになってしまうのか
メニュー問わず薬剤を使った施術の場合、チリついてしまう原因は主にダメージになります。
- 髪が耐えられる以上の強さの薬剤
- 髪が耐えられないくらいの薬剤放置タイム
- 必要以上の高温処理(主に矯正、デジの場合)
- アルカリ剤が過剰に残留した状態での加温
このあたりで その髪の毛が耐えられる以上のダメージが入り結果としてチリついてしまいます。
もう1つ、パーマであれば毛先までしっかりとかされてない状態で巻き込まれることでチリついてしまいます。
チリ付きを縮毛矯正できれいにできるかどうかの条件とは
大前提として、どんな事をしてもダメージが回復するということはありません。
縮毛矯正でキレイにするということはダメージが回復することではなく、チリついている髪の毛をストレート状に再び形状変化させるということです。
つまり薬剤を使って施術していくことになるので最低限耐えられる余力があるかどうか、というところですね。
もう一つは美容師さんの腕です。
というかこっちの方が大きいかもしれません笑
通常の縮毛矯正とは次元の異なる施術になるので美容師さんの腕次第で対応できる幅は変わります。
僕もお断りする場合もありますので。。。
チリついた毛先をキレイにする、という施術は多分一部のマニアックな美容師さんしかやらないし、できないと思います笑
- とりあえずメニューとして縮毛矯正がある
- 毎回頼んでもいないのに一つの薬で根本から毛先までかけられる
- とにかくひっぱってアイロンされる
- まっすぐになるけど凄く傷んだ感じがする
- 自然というよりぺったんこなピンピンストレートになる
- 伸びてない仕上がりを自然な縮毛矯正と言う
- ブログ等で縮毛矯正にある程度こだわったり力を入れてることが全くわからない
このような美容室・美容師さんの場合だと恐らくできないでしょうし、「大丈夫です」と言われてもまず上手くいかないか最悪余計にひどくなると思います。
ざっくりまとめると
髪の余力×美容師の腕次第
ですね。
それでは実際のお客様施術例行ってみましょう。
まずはご来店時の状態
根本はご自身の癖ですね。
大きくうねるタイプの癖なので縮毛矯正自体はさほどシビアではないかな〜って感じ。
カラー履歴があるのでそこだけ注意して薬剤選定すれば割と難しいことは無いかなと。
毛先がこちら。
実際は写真で見るよりチリチリです。
ゆるふわを希望してデジタルパーマをオーダーしたら、希望よりウェーブっぽい上にチリチリになってしまったようです。
今回のオーダーは根本のクセはもちろん、毛先のチリチリはなんとかなりませんか?とのこと。
履歴を聞き、ドライ・ ウェット時で触ったりした感触でまだ余力があると判断したので毛先のチリチリも修整していきます。
今回の施術
薬剤選定のポイント
根本〜中間までのパーマ履歴のない部分はカラーダメージと髪質を考慮し、GMTメインの弱酸性域でじっくり反応を進めていける設定に。
毛先のチリチリ部分はダメージというよりはパーマを巻く際のとかし方も原因で余力はそこそこありそうなので、毛髪の形状変化に必要最小限濃度のGMT+システインで形状変化させながらシステインのトリートメント効果も狙うイメージ。
もちろん時間差で塗布することで毛先は薬剤が触れている時間も最小限に。
このような薬剤の適正反応範囲が狭い場合は放置タイムを長く取れる設定でじっくりストライクゾーンを狙うと上手く行きやすいなと感じます。
中間処理とアイロンワークで更に質感の回復と向上を
お流し後の中間処理では毛髪内部補強してくれる成分から表面の保護、艶出しと内部から順序立ててトリートメント剤を反応させていきます。
チリチリになってしまうくらいのダメージ状態だとかなり内部タンパクの流出も進行しているので、表面的な保護だけでなくしっかりインナーから補強していくことで強度の回復やトリートメント効果の持続性アップも狙えます。
その後のアイロン操作も根本の矯正部分と毛先の修整部分では異なります。
根本は通常の矯正なのでそれに応じたアイロンワーク。
ここでガンガン引っ張って伸ばすというよりはゆっくり熱をおいてくるイメージですね。
まじでアイロン時ガンガン引っ張るとか意味不明なので。
また、毛先用のアイロンはシャンプー時に使うある物をアイロンに巻くことでより負担を少なく効率的にアイロン効果を狙います。
チリついてたり、削ぎが入ってることで密度が小さい毛先って普通にアイロンするとイマイチまとまりに欠けた仕上がりになったり、熱で質感落ちたりしますが
ひと工夫することで解決します。
根本のと同じ温度や入れ方でこういう毛先までアイロンするとかあり得ないでしょ。。
その後は通常通り2剤等諸々の処理をして流します。
それでは乾かしただけの仕上がりです。
自然に収まってくれました。
根本部分のクセは当然のように伸びております。
かと言ってピンピンに伸びてはいなく、自毛のような自然なストレート感がおわかり頂けるかと思います。
改めて毛先ですね。
削ぎによる毛先の薄さが気になりますが、ここまでキレイになれば下ろしていても問題無いですね。
まとめ
今回は髪のコンディション×僕のスキル×持ってる薬剤からトータルで行けると判断したので施術させて頂きました。
とはいえ履歴が不明すぎる場合や僕にも無理そうだなって場合はお断りすることもありますし、仕上がりに100%の保証はできない前提での施術になる場合もあります。
この辺は都度要相談ですね。。
実際こういう特殊な施術って月に1~2名いるかどうかで滅多ないですが、それでも必要とされることがあるので常に勉強はしています。
もちろんこういう施術ができること以上に、自分の施術でこういう状態を作ってしまわないことが第一だと思います。
CRAVEは大人の美髪を叶えるサロンなのでダメージしてしまった髪をキレイにすることはもちろん、それ以上にそもそものきれいなコンディションをなるべく崩さない施術を心がけています!
- 縮毛矯正でいい思いをしたことが無い
- ピンピンすぎるいかにも矯正かけました感はイヤ
- 自然なストレートと言われたけど伸びてないだけ
- とにかく傷みそうで怖い
…etc
縮毛矯正は薬剤パワー、薬剤の水分量、放置タイム、ドライの方法、アイロン温度、アイロンを通す速度、アイロンを入れる際の上の水分量、中間での処理…などなど他の薬剤メニューよりも施術を構成する要素の多い技術となります!
その分やる人やサロンで仕上がりはかなり変わります。
一つ一つの要素をお客様それぞれに合わせてコントロールすることで、オーダーメイドでダメージを最小限に抑えた施術をさせて頂いてます!
施術におけるダメージを最小限にしつつ、並行して行うトリートメントは業界最高峰のモノをふんだんに使うことでしなやかで柔らかい、ツヤサラの美髪になります。 ⠀
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