縮毛矯正やデジタルパーマのダメージ削減!除去という観点。
2020/02/01
なんだか最近恒例になってきているこのシリーズ。
先日来られたお客様で「でもそういうマニアックな理屈とか理論嫌いじゃ無いですよ!なるほど、だからこうでこうなるんだーって思うし」と言っていただいた方がいました。めっちゃ女性なのに。。。
ということで気の済むまでは書きます笑
お客様との想いの共有を大切に。。。
デジタルパーマと縮毛矯正が大好き♪
スタッフの仲の良さが自慢の帯広の美容室 CRAVEのダイスケです。
初めましての方はまずこちらの自己紹介をご覧ください^^↓
ダメージレス、ダメージを少なく、ダメージ削減・・・とくるとどうしても「与えるダメージをいかに最小限にするか」にスポットが当たることが多い。
もちろんそれは大切だし、前回までは散々僕もその重要性と見解や自論を書いてきました。
さて、そんなこんなで最小限のダメージで施術できるように薬剤レシピと施術プロセスを構築できたとして・・ これで終わりでは無いですね〜笑
最小限に抑えているってことは文字通り最小限なんだけどゼロでは無い。
そう、少なからず薬剤は使うしダメージは伴うんですね。
そ・こ・で!!!用の済んだものはしっかり除去するってこと。案外ここがおざなりになっていることが多い気がします。
その前に1剤じゃない部分でのダメージでいうと結構というか無茶苦茶大切なのが2剤と酸化。
矯正にしろパーマにしろ1剤(酸化還元反応の還元)にはすごくこだわる人が多いけど、2剤(酸化)はたいして・・と感じる。
どんなに最小限にダメージを抑えて1剤を・・となっても必要な還元はしてるわけだからしっかりと酸化してあげないといけません。
酸化不足だと持ちの悪さだったり、昔よくあった「パーマかけた後何日か焦げ臭い」原因になったり。
残臭でいうとSS(シスチン)結合が切断(還元)されてシステインとシステインに分かれる、これを酸化(再結合)することでまたSS結合に戻る・・のに、
酸化不足で切れっぱなしだとあの臭いがするんですね、硫黄くさいやつ。
要はちゃんと酸化しましょってこと。
細かく話すとクッソ長くなるんで笑 興味ある人はチオールとかシスチン結合とシステイン、SH基、含硫黄アミノ酸とかでググってくださいw
話を除去に戻して・・。
施術上必要だから薬剤を使う、場合によっては中性〜アルカリのものも使う、その薬剤によるダメージは最小限に抑える。
そして、だ。そもそも薬剤は髪の毛や頭皮からしたら異物なので終わったら徹底的に除去する。
弱酸性である等電点を外したのならちゃんと戻してあげる。
以前、縮毛矯正の薬剤紹介記事でもさらっと触れました。
バッファー剤とカタラーゼ(過酸化水素除去)ですね。
まず、ほんの少しからでもアルカリを使った場合は最後に弱酸性に戻してあげるためにバッファ剤というものを使います。
髪の毛は本来弱酸性が一番安定していて、これを等電点というのですが施術後はなるべく早く等電点に戻してあげないと
余計なダメージの原因になってしまいます。
ただまぁこのバッファ剤というのが、まぁいろんな商材があるんですがなかなか理想のものに出会えない・・。
phが低いだけで酸度がほとんど無いようなものが多かったりして、まぁ何が正解かはわからないんですけど
phが低すぎるとそれはそれで髪の等電点から外れますからね・・。
酸性=安全みたいな謎の風潮もたまに見ますけど「強酸」って聞いたら怖いでしょ?笑 硫酸とか塩酸とかwww
まして酸度がほとんど無いとなると酸性側に戻してあげる力が弱い。
自分自身はめっちゃ正義感に溢れてるけど、悪者を改心させる力が無いみたいな笑
僕としては世間一般程度の正義感でいいから悪者を改心させるくらいの力はあってほしい。
なのでphは弱酸性くらいでいいけど酸度をしっかり持っているタイプ。
もちろん最終的にはそういうバッファ剤を見つけたんで今はそれを使っています。
ちなみこういうタイプは最後の処理にはめっちゃいいと思うんですけど、中間水洗と2液の間には向かないみたいです。
僕は中間処理でバッファする意味も必要性もわからないのでいいのですが笑
さらにもう一つ、またまた矯正の薬剤の時にも登場しましたがカタラーゼ。
これは残留した過酸化水素を除去してくれるわけです。
過酸化水素ってカラー、パーマ、矯正の2剤に共通して使われていて、カラーだとこれが無ければ明るくならないし発色しない。
パーマや矯正だとこいつでしっかり酸化しないと還元されたSS結合ってのが切れっぱなしで持ちの悪さや余計なダメージ、残臭の原因になります。
ただ、この過酸化水素ってのが要は活性酸素なわけで、簡単に言うと人間にとって必要不可欠な酸素。
その一部で他の分子と結びついて酸素より高い酸化力を持っているのが活性酸素なんですね。
この活性酸素の何がよろしくないかというと老化の促進だったり、がん細胞の増殖や動脈硬化を引き起こしたり。。
最近だと抗酸化力!とかって言葉をよく耳にするのもここです。
老化って活性酸素によって金属と同じく細胞が錆びてしまう、活性酸素のせいで酸化しちゃうってこと。
もちろん人体だと酸素は必要な以上、活性酸素の働きを抑制する「抗酸化物質」も作られているんですが。
話を髪の毛に戻すと、施術で使用した過酸化水素は体内の話では無いのでそのまま放っておくと・・・
施術上必要以上に酸化してしまう??
頭皮に良く無いのは言うまでも無いですが、髪の毛も過剰な酸化によってゴワつきが出たり、これもまら余計なダメージの原因になる。
余計なダメージをさせないため、施術工程に必須だからしっかり酸化させるために必要な過酸化水素を使うけど残留するとそれはそれで恐ろしや。
そこでカタラーゼ。抗酸化物質は色々とありますが、残留した過酸化水素を分解するために美容業界ではカタラーゼが一般的ですかね。
過酸化水素は反応後は水しか残らない・・・んですが、未反応で残留してる可能性が0じゃ無い以上しっかり除去します。
最近は体やお顔では酸化ストレス!とか抗酸化作用で・・とかよく見ますよね。アスタキサンチンとかフラーレンとか。
オリーブオイルが体にいいと言われるのも抗酸化力が高いからですね。
んで、酸化による症状の1つが白髪。メラノサイトといって髪の黒い部分を作る部分と思って頂いていいんですが、活性酸素ってそこを攻撃しちゃうんですよね。そうしてダメージを受けるとメラニンが生成されなくなり白髪が増える・・
加齢と共に白髪が増えるのもこれですね。
と、ここまで書いてると興味が過剰な酸化による害とか抗酸化成分とかそれをヘアケアや頭皮ケアにどう落とし込めるかとかに興味が湧いてきました笑 なんなら糖化って言葉も出てきました・・・。 なにやらまたしても胸熱な感じがしますwww
で、早速簡単にググってみたはいいものの、髪の毛と酸化・糖化に関しては全然情報が無い・・・。
こりゃ自分で色々勉強するしか無いですね。 大丈夫、こういう勉強は好きw
ヘア関連は全然情報がないけど、ボディやスキンケアは出てくる出てくる。
今後高齢化は進むでしょうし、僕らくらいの年齢からはトレンドも気にするけど「自分らしさ」「素材美」「エイジングケア」もキーワードになってきます。ええ、30代以降はね笑 メイク用品より基礎化粧品を重要視しますよね。
来るべき需要に備えて準備始めます。
今後僕もサロンもお客様も年を重ねていきますから、デザインだけで無い本質的な美しさのお手伝いまでできよるようにって思ったり。
んー大変だ笑
が、そのレベルまで踏み込んでいる人やサロンもいるでしょうし、この需要は間違いなく拡大していくと思うのでトライですね。
最後はちょっと話が脱線しましたが施術時のダメージ削減はこんな感じですかね。他にも炭酸やプラチナも使ってます。
施術時以外のケアってなるとやっぱり抗酸化とかエイジングケアになるのかなー。
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